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ダンス技術アップに必要なこと~バレエの基礎を身に付けるメリット~

バレエダンサー 「踊るのが楽しい!もっと上手くなりたい!」
キッズダンススクールに通い始めて、こんな風に相談に来てくれる子どもたちとこれまでたくさん接する機会がありました。

「ダンスが伸びるにはどうしたらいいだろう?」
自分なりに研究したり、練習を積み重ねたりして目標に向かって努力する姿勢はとっても素晴らしいものだと感心してしまいます。


実は「ダンスの基本はバレエ」と言われることがしばしば。

この記事では、お子さんのダンス技術アップのために、バレエの基礎を身に付けるメリットとその理由についてお伝えします。

「レベルアップしたい」「今のダンスに違和感がある」どちらのお子さんにとってもダンス上達のヒントになればと思います。

メリット1.表現に深みが出る

ユースダンスプロジェクトのレッスンでも取り入れているバレエの基礎ともいえる「タンジュ」や「プリエ」、「ルルベアップ」。

これらをはじめとするバレエの基礎が身に付くと、ダンスでの表現に深みが出ます。
その理由は次の2つです。

①柔軟性が身に付いて体の可動域が広がる

柔軟性が上がると体を動かせる範囲が大きくなり、踊りの引き出しが増えます。
つまり、ダンスで習得するパワフルさだけではなく、しなやかさも身に付くのです。

例えば、脚全体を股関節から開く「アンディオール」というバレエの基本姿勢。
常に脚を外へ向けるため、柔軟性を上げなければいけません。
他にも肩甲骨や背中などの可動域を、ストレッチとレッスンで徐々に広げていきます。

②体の隅々まで神経を通わせる

バレエでは手足の指先まで神経を使います。
指先に意識がないと、他のパーツは綺麗でもだらけた印象になるからです。

この意識がダンスの時にもあると、同じ振り付けを踊る時でも、きめ細やかな表現ができるようになります。

メリット2.体の軸が出来上がる

バレエレッスンを通して体幹が鍛えられ、安定した体の軸を作ることができます。
ブレない姿勢とキレのあるダンスには、しっかりとした体の軸が必要です。

例えば、片脚を上げてもう片方の脚で立つ「アラベスク」というポーズがあります。
上半身を真っ直ぐに保ったまま、脚を外側に開いて高く上げてキープするものです。
単に脚を高く上げるだけでは綺麗に見えないので、軸がしっかりしている必要があります。

このように、バレエのポーズはバランスを取るだけで体全体のトレーニングを兼ねるのです。

メリット3.体のポジションが正しく身に付く

正しい体のポジションとは、格好良く綺麗に見える形のことです。

バレエ基礎で習う体のポジションは、ダンスにも応用できます。

なぜなら、バレエでは体のラインが綺麗に見えるよう厳格に型が決まっているからです。

例を挙げると、肩を下げた状態のまま腕を上げる「アンオー」という型。

腕を上げる時に、肩をすくめて首が見えなくなると窮屈な印象を与えます。

これはダンスにも通じることです。

バレエレッスンでこの意識を覚えると、ダンスの動きが綺麗に決まって見えるようになります。

まとめ

お子さんのダンス技術アップのために、バレエの基礎を身に付けるメリットについてお伝えしました。

1.表現に深みが出る
2.体の軸が出来上がる
3.体のポジションが正しく身に付く

ぜひ、これらのメリットを覚えていただき、キッズダンスの練習へお役立てください。


最終更新日:2020年07月09日

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