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ダンスが子供の脳に与える影響

脳のイメージ画像

近年、ダンスが脳に良い影響を与えることがよく知られており、児童の発達支援や高齢者の認知症予防にも積極的にダンスが取り入れられるようになってきています。

より複雑なダンスになればなるほど、神経回路を多く必要とするため、脳はより活性化していきます。

ダンスは、視覚・聴覚・触覚などの五感をフル活用させるため、日常生活で必要不可欠とされる前頭前野が活性化すると言われています。

それでは、実際にユースダンスプロジェクトで行っているダンスメニューから、お子様の脳や身体・心に与える影響をご紹介いたします。

アイソレーションによって養われる体性感覚

アイソレーションとは、体の部位を部分的に動かすトレーニングのことです。

ダンスを習い始めると、一番最初に必ず教わるのが、このアイソレーションです。

アイソレーションを習得することで、体を繊細に且つ大きく動かすことができるようになります。

このトレーニングを通して、体性感覚を磨くことができるため、自らの体をコントロールして動かすことが出来る能力が養われます。

リズムトレーニングでセロトニン神経の活性化に

一定の規則でリズムを刻むことは心地が良く、脳の活性化に有効的であることがわかっています。
さらには、自律神経のバランスをとることもできると言われています。

リズムトレーニングを行うことで、セロトニン神経が活性化します。

セロトニン神経は、脳全体にセロトニンを分泌させる役割を担います。

セロトニンが分泌されると、心のバランスが取れ、不安や緊張を取り除き、安定した心理状態になります。

その結果、お子様の集中力低下やイライラ、平常心の乱れといった心の乱れを改善させてくれます。

またお子様が新しいステップやリズムダンスを習得するときには、脳はシナプス(神経細胞間の伝達部)のネットワークを強化し、思考力や表現力の機能を高めてくれます。

これは、英会話などの言語を習得するときと同様の脳の働きを持ちます。

コミュニケーション能力の向上

ダンスレッスンの中でお友達と一緒にペアストレッチを行ったり、筋力トレーニングの回数を競い合ったり、互いに発表し合い仲間の良さを認め合う・・・
などの集団行動を通じて、自然にコミュニケーション能力を育て、対人関係を円滑にし、社会性を身に付けることができます。

またフォーメーションダンスやシンクロダンス等で仲間と一緒に協力し合いながら一つの演技を完成させるプロセスにおいて、感覚や感情を動因し、より脳を活性化することにつながります。

発表会やイベントステージを通じて得られる豊かな経験と感動、そして達成感

ユースダンスプロジェクトでは年に1度、全校舎合同で発表会を行います。

発表会本番までの練習過程において、様々な失敗や困難・挫折を経験するお子様もいらっしゃいますが、それらを乗り越え、発表会を終えたときの達成感は幾段もお子様を成長させてくれることは言うまでもありません。

また他の友達のダンスを見ることも非常に大切な学びとなります。

発表会を経験することで次なる目標ができたり、更なるステップアップの糧になることは間違いありません。

ユースダンスプロジェクトでは、これらのメニューを日々レッスンの中に取り入れ、お子様の豊かな表現力の向上・身体的・精神的な発達をサポートさせていただいております。


最終更新日:2020年02月15日

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